村上龍「イン ザ・ミソスープ」は、外国人観光客相手に風俗のガイドをしている20歳の青年ケンジが、ミソスープに惹かれて日本にやって来たアメリカ人ツーリストのフランクから、夜のガイドを頼まれる事で物語が始まります。
ケンジは平均的な同年代の若者よりほんのちょっと賢く、イリーガルな知識もあり、多少ドロップアウトしていますが、強い意志を持っている青年です。
そういえば以前紹介した「音楽の海岸」の主人公がやはりケンジだったのを覚えていますか。そしてキャラクターもかなり類似しています。実は僕は2人が同一人物だと密かに思っています。時系列でいうと「イン ザ・ミソスープ」が先で、その後「音楽の海岸」になるのだと思います。
この事実は公表されていませんし、未だ誰も指摘されていないようですので、この場を借りて僕が宣言させていただきます。2人は間違いなく同一人物です。尚、この世紀の大発見に伴い発生するであろう全ての利益は、私に帰属しますのでどうぞよろしく!