村上龍 限りなく透明に近いブルー 3

 村上龍「限りなく透明に近いブルー」。10年前に最初に読んだときに何がイヤだったかというと、ご多分に漏れずやっぱり過激すぎるSEX & DRUG描写でした。

 そういえば今回再読の前に、Amazonでの「限りなく透明に近いブルー」のレビューを全部読んでみたんですよ。結構オモシロかったです。

 「こんな内容の小説が芥川賞を取るなんて世も末だ」とか言ってる方もいましたし、ある方は吐き気がしてきて最後まできちんと読んだ上で破り捨てたと書いていました。この方は「限りなく透明に近いブルー」以外にも龍さんの本を何冊か読んでは破り捨ててるそうです。う~ん、こういう人、僕好きです。気持ちは分かりますね。

 さて予告通り昨日から「限りなく透明に近いブルー」の再読にチャレンジしています。それがですね、意外にも今回はすんなり自分の中に入ってきているんですよ。嫌悪感が全く無いんです。不思議です。