村上龍 わたしは甘えているのでしょうか? 27歳・OL 4

 村上龍の「わたしは甘えているのでしょうか? 27歳・OL」ですが、ずいぶんと辛口の記事になっちゃってスミマセン。って誰に謝ってるんだ?

 でも本の内容はすこぶるオモシロイです。質素な服を着た可愛い女の娘と、お洒落なブランド物を着たブスの女の娘ではどちらが、みたいなミもフタもない事実を、いつものエッセイのようにズバズバと云っています。ただ今回は相談してきた個人の方を相手にしていますので、語り口はいつもより柔らかです。

 いつものエッセイ=もう何の遠慮もなく言いたい放題、アメアラレ。この本=やさし~い言い回しで奥歯に物が挟まったカンジでモゴモゴしてるんだけど、その内容自体はいつもと同じ言いたい放題。こんなカンジでしょうか?

 いつものエッセイの楽しさに加え、龍さんの遠慮加減や気遣いも同時に楽しめるといった貴重な一品となっております。ホントかな?