村上龍 69 sixty nine 4

 「ビートルズのメロディが流れ、ヒッピーが愛と平和を訴えていた1969年」。これは最初のリリースの村上龍「69」の帯に刷られたコピーの一文です。

 「69」の魅力を根底から支える重要なファクターが1969年です。1969年とはどういう年だったか。僕は1969年をリアル体験していないので、ベトナム戦争、全共闘、学生運動をイメージする事は難しいのですが、幸いにもロック小僧だったので、ビートルズ、ラヴ&ピース、フラワームーブメント、サイケデリックロック、ウッドストックをイメージする事は出来るんですよ。

 この1969年とは個人を自由の世界へと解き放つ雰囲気が充満している時代ってワケでしょう。これはホントにうらやましい時代ですよね!

 なので「69」の舞台は1969年でないとダメなんですよ。ゼッタイ。たとえば1973年じゃ話にならないのです。「神田川」の世界になっちゃうから。石鹸カタカタ。

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