村上龍 悲しき熱帯 6

 ところで村上龍「悲しき熱帯」は、なんと初リリースが文庫本だったんですよ。龍さんによれば、後に幻冬舎を起こす盟友の見城徹さんが勢いに任せて文庫で出しちゃったらしいです。「いきなり文庫で登場」というキャッチコピーで。

 更に驚くことには、その4年後に今度は単行本として刊行されるんですよ。しかもタイトルが「悲しき熱帯」ではなくて「Summer in the City」というタイトルに変更になって。どういう理由でタイトルが変更になったのかは分かりませんが、もしかすると「悲しき熱帯」の以前の記事で書いた事が関係しているのかも知れません。

 それにしても「Summer in the City」。はぁ、Tubeの曲名じゃないんだから!

 Amazonですが、今記事は「Summer in the City」。文庫「悲しき熱帯」同様に画像がなくて残念です。タイトルはあまりにショボいですが、カバーは熱帯林のポップなイラストでとても良いですよ!