村上龍 テニスボーイの憂鬱 5

 村上龍の「テニスボーイの憂鬱」には、本文に登場し、帯にも刷られた超有名フレーズシャンペンの人生というのがある。それはその後の龍さんの作品の根底にいつも流れているモノで、僕自身にもかなりの影響を与えた偉大なフレーズ。

 ☆シャンペンだけが人生だ。シャンペンが輝ける時間の象徴だとすればシャンペン以外は死と同じだ。キラキラと輝いていなければ、その人は死人だ。キラキラと輝くか、輝かないか、その2つしかない。そしてもし何か他人に対してできることがあるとすれば、キラキラしている自分を見せてやることだけだ。

 スゴイでしょ。僕はこのフレーズの圧倒的な力強さの前に鳥肌がたちました。もちろんキラキラしない事を選択するのも自由でしょうが。

 僕はシャンぺンの人生を生きたい。ゼッタイ!